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住宅の地震に備えるための、3つの工法

2016年12月06日 13:07

さてみなさん。

奈良県中南部の、住まいの防災力を高める工務店

中谷工務店 一級建築設計事務所の中谷です。



今年4月の熊本地震、10月の鳥取県と頻繁に起こる地震、

はては30年以内の発生確率が60~70%と言われる南海トラフ巨大地震などの情報の中、

防災意識の高まりと共に、住宅の防災化が急がれています。


そこで改めて、

住宅の地震に備えるための工法

について、ご紹介したいと思います。



住宅の地震に備えるための工法は、大きく3種類に分類されます。

1.耐震=地震に耐える
2.制震=揺れを軽減する
3.免震=揺れから免れる(建物に揺れを伝えない)


の3つです。


それでは、ひとつづつくわしく解説していきましょう。



1.耐震=揺れに耐える

耐震とは、揺れに対して「耐える」ことを目的としています。

筋交いや合板などの耐力壁で建物をがっちりとつくることで地震に耐える、

粘りと強さが要の工法です。


日本ではもっとも一般的な地震対策で、

基本的にあとに出てくる「制震工法」「免震工法」も耐震工法を併用します。

壁面を強固にすることは家自体の強度を上げることになりますが、

建物のしなりは考えない工法です。


地面からの揺れを建物全体に直接伝えてしまうデメリットがあります。

遠心力と同じ原理で、地面から遠い2階・3階で揺れが大きくなる傾向があります。


◎耐震工法の特徴と注意点

 ・地震の揺れが直接建物に伝わります。

 ・1回の地震では倒壊しませんが、繰り返す地震のたびに建物の損傷が進みます。

 ・揺れが建物に直接伝わるので、制震・免震と比較して家具が転倒しやすくなります。

 ・現在の建築基準法において、ほぼすべての住宅が耐震住宅となります。

 ・軟弱地盤の制約はほとんどありません 。(地盤改良が必要になる場合があります)



2.制震=揺れを吸収する

制震とは、揺れに対して建物がしなり「吸収する」ことを目的としています。

現在最も普及している耐震工法に、

制震装置を組み込むことで家にしなりを持たせて制震工法となります。

金属・ゴム・筒に入ったオイルなどで作られた「制震ダンパー」などの

制振装置を壁の中に設置してこれらの弾性を利用し、

振動エネルギーを熱エネルギーへ変換して揺れを吸収します。


繰り返しの揺れに強い(建物の傷みが少ない)とされ、

2階・3階以上部分の揺れが少ないのが特徴です。


なお制震工法は、住宅において建築基準法上明確な設置基準が無いのが実情です。

今後の法整備、技術発展と市場での伸びを期待される工法でもあります。


◎制震工法の特徴と注意点

 ・地震の揺れは直接建物に伝わりますが、2階から上階の揺れが軽減されます。

 ・建物損傷については、制震装置が建物の揺れ(振動エネルギー)を吸収するので、建物全体ではほとんど損傷しません。

 ・家具転倒は2階から上階が軽減されます。

 ・設置コストは比較的安価で免震工法ほどかからず、導入しやすいです。

 ・軟弱地盤の制約はほとんどありません。 (地盤改良が必要になる場合があります)



3.免震=揺れから免れる(揺れを伝えない)

免震とは、揺れから「免れる」ことを目的としています。

ゴムやボールベアリングからなる免震装置と呼ばれるものを仕込み、

地盤と建物を分離し揺れを直接伝えることを避けます。


建物自体は揺れはしますが、ゆったりと家全体が地震の揺れに追いついてゆくイメージです。

地震の揺れを感じにくく安心感があるのがメリットです。

家具の転倒や、その内部に収めてあるものの落下を大きく軽減することができます。


一方で、免震装置自体が高価であることがデメリットとなります。

基礎部分に対して、建物の揺れを許容するために敷地に空間が必要となり、

近隣に家が建て込んでいる地域や、敷地自体が狭いケースでは導入できないこともあります。


なお免震構法は、住宅において建築基準法上明確な設置基準が無いのが実情です。

今後の法整備、技術発展と市場での伸びを期待される工法でもあります。


◎免震工法の特徴と注意点

 ・地震の揺れは直接建物に伝わりません。

 ・建物が大きく揺れないので、建物の損傷が大幅に軽減されます。

 ・家具の転倒は、階数を問わず大幅に軽減されます。

 ・設置コストは、耐震・制震と比べて一番高くなります。

 ・軟弱な地盤などでは免震装置の設置が困難となります。



たくさん書きましたが、表にまとめるとこのようになります。


耐震3工法早見表



食糧や防災グッズの備蓄、避難先の場所の把握など、

みなさんも地震に備えるたくさんの準備をされていると思います。

その準備の中に、最初に来る揺れを耐え凌ぐために、

「住まいの防災化」を加えてみてはいかがでしょうか。


中谷工務店では、

在来工法の住宅から古民家リノベーションまで

正確な耐震診断、丁寧な診断内容の説明、

その住まいに合った耐震改修プランをご提案させて頂きます。


まずはご相談ください。

ご質問・ご相談などありましたら

”中谷工務店 お問い合わせ” までお願い致します。


中谷工務店は、

あなたのお住まいの「防災力」を高めるお手伝いをさせていただきます。



地震に強い、地震に安全な住まいのために、耐震診断・耐震改修を!

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新築から古民家再生、耐震、バリアフリーリフォームは、中谷工務店一級建築設計事務所

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地震に備える住まいづくり ~感震ブレーカーの取り付け~

2016年11月07日 17:01

さてみなさん。

中谷工務店 一級建築設計事務所の中谷です。

本日は、感震ブレーカーの取り付けを行いました。
161107_01.jpg

161107_02.jpg

感震ブレーカーとは、
大地震のあと起こりうる『通電火災』を防ぐために取り付けるものです。


それでは『通電火災』とはなんでしょうか?

『通電火災』とは、
地震後に電力が復旧した際、倒れたり破損した家電製品に再送電されることで、
発熱・発火して出火することをいいます。


阪神淡路大震災、東日本大震災では、
電気器具の転倒などによる火災や
停電後の電気復旧時に発生する通電火災が多発しました。


地震による総出火件数の火災原因のうち、
阪神淡路大震災では6割が、
東日本大震災では6割強が、
電気に起因する出火であったと報告されています。


地震で揺れた後、避難する前にブレーカーを落すのは大切ですが、
なかなかできることではありません。


そこで、電気が原因となる火災対策に、
揺れを感知して自動的に電源を遮断する『感震ブレーカー』が有効なのです。



感震ブレーカーには大きく3つの種類があります。

①分電盤タイプ
 ご家庭の分電盤に、一定の揺れを感知した場合に電気を遮断する機能が付いたもので、
 基本的には全ての電気が遮断されます。
 電気を使用する医療器具等があるご家庭などでは、設置について注意が必要です。

②コンセントタイプ
 ご家庭のコンセントに差し込むタイプと、
 既存のコンセントと取り替えて埋め込むタイプ(工事が必要)などがあります。
 基本的には個別のコンセントの電気を遮断するため、
 電気ストーブや白熱スタンドなどの電熱器具を接続する箇所への設置が適しています。

③簡易タイプ
 ご家庭の分電盤のスイッチに接続するもので、揺れを感知した際に、
 おもり玉の落下又はバネの作用などによりスイッチを落とし、住宅内全ての電気を遮断します。
 比較的安価なものが多く、工事が不要です。



しかしながら、これだけで安心安全とは言えません。


夜間に大規模な地震が発生し、感震ブレーカーが作動したときは、
真っ暗になって避難する時の照明が確保できない可能性があります。


そこで、懐中電灯などの照明器具を常備するほか、
停電時に作動する足元灯や充電機能のあるLED照明などを組み合わせることで、
真っ暗になる事を防ぎ、安全に夜間の避難行動を行えます。



中谷工務店では、「地震に備える住まいづくり」を推し進めています。


今回ご紹介しました『感震ブレーカー』をはじめ、
耐震診断から耐震改修、防災性能の高い住宅設備の提案など、
あなたの住まいの『防災力』をあげてみせます!


ご質問などございましたら、

中谷工務店 お問い合わせフォーム

までお伝えください。


精一杯お答えさせていただきます。



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